【比較】Flatツープラスやギガ放題～WiMAX2+のプラン内容・料金

WiMAXの契約の前に、WiMAX2+のプロバイダ比較で戸惑うのが「Flat（フラット）ツープラス」や「ライト」など料金プランの違い。内容を確認すると似たWiMAX2+のプランでもプロバイダごとに名前が異なり、月額利用料金の違いも。
　
ただWiMAX2+の料金プランは月間データ通信容量7GB上限プランと、月間通信量無制限のギガ放題プランの2種類が基本。

このページでは、Flatツープラスなど各プロバイダのWiMAX2+料金プラン名称の違いや各プランのサービス内容を確認、最新料金情報を比較しつつ徹底解説。WiMAX2+のプロバイダ比較やプラン決定の参考情報を紹介します。

※このページの情報は、多くのWiMAXプロバイダで月間7GBプランやギガ放題プランの契約・申し込みが可能だった2021年時点の情報です。

契約プロバイダで違いも…WiMAX2+の料金プラン名比較

WiMAX2+には20社以上のプロバイダがあり、契約プロバイダにより月額利用料金やキャンペーン内容が違います。また契約する料金プラン名もプロバイダごとに違いますが、WiMAX2+のプランのサービス内容を確認すると実は2種類だけ。
　
1つは月間データ通信量7GB上限のプラン、もう1つは月間通信量無制限の使い放題プラン。当ページではそれぞれ「通常プラン」「ギガ放題プラン」で統一しますが、まずはWiMAX2+各プロバイダのプラン名を具体例で確認します。

本家・UQ WiMAXの料金プランは「UQ Flatツープラス」

20社以上あるWiMAX2+プロバイダの本家が、UQコミュニケーションズ提供のUQ WiMAX。UQ WiMAXの場合、月間データ通信量7GB制限プランは「UQ Flatツープラス」、通信量無制限のギガ放題プランは「UQ Flatツープラス ギガ放題」という料金プラン名。WiMAX2+（ワイマックスツープラス）が固定金額（フラットレート）で利用できるという意味でしょう。

BIGLOBE、So-netなど大手WiMAX2+プロバイダも同様のプラン名

「Flatツープラス」「Flatツープラス ギガ放題」という料金プラン名は、BIGLOBE（ビッグローブ）やSo-netなど大手WiMAX2+プロバイダも同様の名称を使用しています。FlatツープラスはWiMAX2+の月間7GB制限プランと覚えましょう。

auの場合、契約プラン名は「WiMAX2+ フラット for DATA」

WiMAX2+を運営するUQコミュニケーションズはauと同じKDDIグループの会社で、auのWEBサイトやauショップ店舗でもWiMAX2+の契約・加入が可能。ただし、auの場合はまた別の料金プラン名が使用される点に注意が必要です。

Broad WiMAX（ブロードワイマックス）はライトプランとギガ放題

当サイトでおすすめのWiMAX2+プロバイダ・Broad WiMAX（ブロードワイマックス）の場合は、以下の料金プラン名のどちらかでサービスに申し込みます。

月間データ通信量7GB上限で価格が安い！Flat（フラット）ツープラス

以下、WiMAX2+サービスの本家・UQ WiMAXのプラン名をもとに2つの料金プランの月額料金や、速度制限などのサービス内容の違いを比較・解説します。
　
まずWiMAX2+の料金プラン「Flat（フラット）ツープラス」は月間データ通信量7GB上限プランで、月間通信量制限の有無やプラン価格がギガ放題プランとの比較で違いです。

月間7GBの通信量制限、超過すると速度規制が発生し、解除は翌月

WiMAX2+のFlatツープラスプランの場合、月間7GB以上利用して通信量制限を超過すると通信速度が約128Kbpsに低速化、速度規制がかかります。この通信速度は非常に低速で、WEBサイト閲覧やメール送受信も困難でほぼインターネット通信ができない速度。
　
この速度制限は、UQ WiMAXでは「通信速度制限（月間7GB超）」と呼ばれ、翌月1日の自動解除まで、7GB超過時点から月末までWiMAX2+ルーター端末がほぼ使えない状態です。

WiMAX2+を安い料金で利用したい場合におすすめのFlatツープラスプラン

厳しい速度制限があり、インターネット利用量が多い場合には不向きなFlatツープラスプラン。Flatツープラスギガ放題プランと比較して安い料金・価格で利用できる点はメリットですが、WiMAX2+のFlatツープラスプラン契約がおすすめなのは以下の場合のみ。比較的インターネットの利用量が少ない方におすすめです。

Flatツープラスの月額料金比較

同じFlatツープラスの料金プランでも、契約するWiMAX2+プロバイダで支払い金額が違います。以下、料金の比較的安い主要プロバイダで月額利用料金の最新情報を比較します。下記は毎月実際に支払う月額利用料金と、キャッシュバックキャンペーンなど適用後の実質負担料金の比較で、WiMAX2+は契約期間3年が主流のため3年間の総額料金で比較します。

※下記は2021年7月時点の情報。なお、UQ WiMAXとBIGLOBE（ビッグローブ）WiMAX 2+は月間データ通信量7GB制限・Flatツープラスプランの申し込み受付がすでに終了しています。

月間通信容量制限なし！Flat（フラット）ツープラス ギガ放題プラン

Flatツープラスと比較してWiMAX2+のFlat（フラット）ツープラス ギガ放題プランは月間通信容量の制限なしで高速インターネット通信を利用したい場合のおすすめ料金プラン。対応エリアや通信モードによりますがWiMAX2+の下り最大速度558Mbpsの通信を無制限で使用できる点が、Flatツープラス ギガ放題プランの場合のメリットです。

3日間10GBの通信制限、ただし超過しても緩い速度制限で最短8時間で解除

一点、Flatツープラス ギガ放題プランで注意が必要なのは、使い放題でも部分的な通信制限がある点。直近3日間で10GB以上（WiMAX2+回線利用のハイスピードモードとauの4G LTE回線利用のハイスピードプラスモードのデータ量合計）の通信を利用すると、翌日18時頃～夜中2時頃まで通信速度が約1Mbpsに制限されます。
　
UQ WiMAXでは「ネットワークの混雑回避のための通信速度制限」と呼ばれる速度制限で、WiMAX2+のFlatツープラス ギガ放題のデメリットに思えますが、以下のように比較的緩い速度制限です。

Flatツープラス ギガ放題プランでも速度制限に注意が必要だが、比較的緩い内容

• 3日間で10GBを超過するには相当なインターネット通信が必要
• 超過時も通信速度約1Mbpsで端末を利用可能で標準画質の動画視聴は問題なし
• 制限対象は夜の時間帯のみで、日中は解除され通常速度で利用でき、制限に気づかない場合も
• 3日間で10GBを下回れば、最短8時間で自動解除と比較的緩い

ハイスピードプラスエリアモード通信量の7GB制限にも注意

もう1つ、WiMAX2+のFlatツープラスギガ放題プラン契約者でも注意が必要なのはハイスピードプラスエリアモードの通信量。ハイスピードプラスエリアモードはauの4G LTE回線を使う通信モードで、WiMAX2+のルーター最新機種を使えば下り最大速度867Mbps、上り最大速度75Mbpsの高速通信を利用可能。
　
またルーター端末の通信モードをハイスピードプラスエリアモードに変更すると、WiMAX2+の圏外エリアでもauの圏内エリアの場合はインターネット接続可能な点もメリットです。
　
一方、ハイスピードプラスエリアモード利用はWiMAX2+のFlatツープラスギガ放題プランを契約中の場合も月間データ量7GB制限。超過時は通常の通信モードも速度制限対象で、WiMAX2+端末でインターネット接続ができなくなります（通信速度128Kbpsに低速化、端末利用が制限されます）。

データ通信量が多い場合、Flatツープラス ギガ放題の契約がおすすめ

Flatツープラスと比較して、特にインターネット使用量・データ通信量の多い場合におすすめがWiMAX2+のFlatツープラスギガ放題プラン。具体的には以下のような場合におすすめのプランです。

Flatツープラスギガ放題プランの月額料金比較

Flatツープラスと同様、Flatツープラスギガ放題の料金プランも契約するWiMAX2+プロバイダで利用料金が違います。そこで毎月支払うギガ放題プランの月額利用料金とキャッシュバックキャンペーンなど適用後の実質月額料金を比較し、またWiMAX2+は契約期間3年が主流のため3年総額料金でも比較します。

※なお、下記は2021年7月時点での情報で、現在は多くのWiMAXプロバイダがFlatツープラスギガ放題プランの受付を終了。最新料金プランについては別記事「WiMAX+5Gギガ放題プラス～ギガ放題プランとの違いなどを徹底比較」を確認ください。

WiMAX2+のプラン料金以外のサービス内容はプロバイダ間でほぼ共通

WiMAX2+の2種類のプラン内容やプロバイダ別の料金比較を紹介しましたが、上記の月額利用料金プランやキャンペーン内容以外ではプロバイダ間の違いは少なく、WiMAX2+サービスは共通点が多数。以下、WiMAX2+プロバイダで共通のサービス内容を紹介します。

WiMAX2+の料金プラン（ギガ放題・月間7GB）は月単位で変更可能

WiMAX2+のFlatツープラスとFlatツープラスギガ放題プランでどちらか迷う、月によりインターネット利用量が違うなどの場合も安心なのが、WiMAX2+の多くのプロバイダで月単位のプラン変更の申し込みが可能な点。
　
普段はFlatツープラスギガ放題プランでも、あまりインターネットを利用しない月はFlatツープラス（月間7GB）プランに変更も可能で、小まめな調整はインターネット費用の節約方法にも。各プロバイダへの申し込みで料金プランを変更でき、具体的な申し込み方法は各プロバイダのホームページで確認できます。

加入中のプロバイダでプラン変更の申し込み方法や締切が違う

注意が必要な点が加入中のWiMAX2+プロバイダにより、料金プラン変更の方法や申し込み締切が違う点。「来月からギガ放題プランに変更したい」場合、今月の何日までに変更申し込みが必要か、プロバイダにより対応が違うのです。
　
主要プロバイダのWiMAX2+プラン変更申し込み方法や締切は以下の通りです。

現在契約中のプランは各プロバイダのサポートページで確認

WiMAX2+のプランを細かく変更すると「いまはどっちのプランを利用中？」と戸惑うことも。そのような場合はWiMAX2+プロバイダ各社のWEBサイトにアクセス、契約ユーザー向けに提供されるサポートページやマイページで現在加入中の料金プランの確認がおすすめ。

どのプロバイダのプランも使用するWiMAX2+ルーター端末は同じ

どのWiMAX2+プロバイダ契約でも、Flatツープラス（月間7GB）とギガ放題のどちらの料金プランの利用でも、違いは月間通信量の上限だけで使用するWiMAX2+通信回線やルーター端末に違いはありません。どのプロバイダも利用できる端末は同じで、料金プランを月単位で変えてもルーター機種の変更は必要ありません。

おすすめは2020年1月発売・NEC製品最新端末WX06で新規契約時に無料提供するプロバイダも

Flatツープラスやギガ放題プランの契約の場合、WiMAX2+モバイルルーター端末のおすすめは2020年発売のNEC製モバイルルーター端末WX06機種。下り最大速度440Mbps、上り最大速度75Mbps対応で、WiMAX2+通信回線使用のハイスピードモードとauの4G LTE回線使用のハイスピードプラスエリアモードを利用可能なモバイルルーターです。
　
他のWiMAX2+のモバイルルーター機種と比較して、WiMAXハイパワー対応など電波受信の改善機能が特徴で、口コミでも評判の良い端末。多くのWiMAX2+プロバイダが新規契約・申し込み時にWX06端末を価格無料で提供するキャンペーンを実施中です。

auスマートバリューmine割引の適用対象で、さらにお得な料金

auの携帯電話やスマートフォンを契約中の場合、WiMAX2+の契約でauスマートバリューmineの適用対象に。申請すると月額最大1,000円がau携帯・スマホの利用料金から割引され、さらにお得な料金でWiMAX2+を利用できます。
　
WiMAX2+のいずれの料金プラン契約もauスマートバリューmine割引の適用対象で、最安料金のWiMAX2+プロバイダの場合はFlatツープラスプランを実質月額1,000円台、Flatツープラスギガ放題プランを実質月額2,000円台で利用可能。

WiMAX2+の3年契約でauの4G LTE回線を利用するLTEオプション無料

この点もWiMAX2+プロバイダ共通のサービス内容で、WiMAX2+の3年プラン契約の場合はauの4G LTE回線を使用する通信モード・ハイスピードプラスエリアモードの利用に必要なLTEオプション料金が無料。
　
WiMAX2+の契約期間は3年が主流で、以前の2年契約の場合は月額1,105円のLTEオプション料金が必要でした。長期の契約期間3年でもLTEオプションが無料で、対応エリアの広いハイスピードプラスエリアモードを無料利用可能な点はメリットです。

以上、WiMAX2+のプラン内容やプラン料金、プロバイダ間で共通したサービス内容を比較、解説しました。

この点を頭に入れ、重要なのはWiMAX2+プロバイダ各社の月額料金やキャンペーン内容の比較。さらに詳しい最新料金情報やキャンペーン内容を当サイトでぜひご確認ください！

※なお、現在は多くのWiMAXプロバイダがFlatツープラスやギガ放題プランの受付を終了。WiMAXの最新料金プラン・ギガ放題プラスについては下記でご確認ください。

※本ページに掲載中の料金情報は、各WiMAXプロバイダ公式サイトの情報をもとに紹介しています。