2020年3月、WiMAXのモバイルルーター最新機種『Speed Wi-Fi NEXT W07』発売!
最新機種W07は2019年1月発売のファーウェイ製W06、2020年1月発売のNEC製WX06機種に続くWiMAXのモバイルルーターで初のシャープ製端末。2020年の最新機種だけに、通信速度やバッテリー性能などのスペックが気になります。
そこでこのページではWiMAXの最新機種W07について徹底調査したWiMAX比較ナビ編集部がW07機種の性能をレビュー、W06・WX06など他のWiMAXモバイルルーター機種とのスペック比較などを徹底解説します。
コンテンツ
2020年3月発売!WiMAX最新機種Speed Wi-Fi NEXT W07徹底レビュー
2020年1月発売のWiMAXモバイルルーター最新機種WX06に続き、2020年3月に販売開始されたSpeed Wi-Fi NEXT W07。W07機種の発売を待っていた方も多い一方、従来のWiMAXルーター端末と比較してW07は位置付けが異なる端末です。
以下、WiMAXの最新機種Speed Wi-Fi NEXT W07について特徴的な機能やスペックを徹底レビューします。
WiMAXのW07はファーウェイ製でなくシャープ製モバイルルーター端末
最新機種W07と従来のWiMAXモバイルルーター端末の違いの1つが初のシャープ製端末の点。これまでWiMAX端末は「W」で始まるファーウェイ製か、「WX」で始まるNEC製かでしたが、W07機種は例外的です。
WiMAXモバイルルーター機種 | 端末製造メーカー |
---|---|
最新機種W07 | シャープ(SHARP) |
W06やW05(機種名の先頭が「W」) | ファーウェイ(Huawei) |
WX06やWX05(機種名の先頭が「WX」) | NECプラットフォームズ |
au・KDDIが法人向けサービスで提供、WiMAXの個人契約で利用できない
また注意点であり最大の違いが、W07はWiMAX 2+対応ルーターの最新機種の一方、個人契約で利用できない点。W07機種はau・KDDIが法人向けに提供する端末で、利用にはKDDIの法人ビジネス向けサービスの契約が必要です。
WiMAXの個人利用ではUQ WiMAXなどのプロバイダ契約が必要ですが、WiMAXのプロバイダはW07機種を提供していない点に注意が必要です。
W07の利用料金プランは月間通信量無制限の「モバイルルータープラン」
なお、KDDI(au)の法人契約でWiMAXの最新機種W07を利用する場合の料金プラン「モバイルルータープラン」は、月額料金4,908円(税込)の月間通信量無制限・ギガ放題プランにあたるauの料金プラン。
2年契約で月額料金にはLTEオプション料金が含まれず、W07機種でauの4G LTE回線を利用する通信モード・ハイスピードプラスエリアモードを使用すると月額1,105円(税込)のオプション料金が別途請求される点にも注意が必要です。
W07はWiMAX 2+とau 4G LTE回線に対応、下り最大通信速度958Mbps
個人利用はできないWiMAXの最新機種W07ですが、通信速度スペックが非常に高いおすすめ端末。W07機種はWiMAX 2+とauの4G LTE回線に接続可能で、下り最大通信速度958Mbps、上り最大通信速度75Mbpsに対応、他機種と比較して高速通信が可能です。
またW07は国際ローミングに対応、他のWiMAXモバイルルーター端末と比較して海外旅行・出張で使える点も違いです。
大容量4,000mAhのバッテリーもWiMAX W07のおすすめポイント
通信速度に加えてWiMAXのルーター最新機種W07のおすすめポイントが大容量4,000mAhのバッテリー。連続通信時間が約20時間と長時間で外出中の電池切れの心配が少ない、おすすめのモバイルルーターです。
USBケーブルでスマホと接続、給電できるモバイルバッテリー機能
大容量バッテリーのW07で特徴的な機能が、USBケーブルでスマホと接続するとスマホへの給電・充電が可能なモバイル給電機能。W07端末を持ち歩けば、モバイルルーターとしても、モバイルバッテリーとしても利用可能な便利機能です。
別売りで販売の専用クレードル製品を使用、LANケーブルで有線接続も可能
WiMAXのW07には別売りのオプションとして専用クレードルも販売中。このW07専用クレードル製品を購入、ルーター端末をクレードルに設置して使用すると、自動的にルーターが充電される上、クレードルに搭載のEthernetポートを利用してW07とノートパソコンなどの端末をLANケーブルで有線接続も可能です。
W07とノートパソコンを無線Wi-Fi接続でなく有線接続で利用すれば、安定したWiMAXの高速インターネット通信を期待できます。
WiMAXのモバイルルーターW07とWX06・W06のスペック比較
法人向け専用の端末ですが、WiMAXのモバイルルーター最新機種W07はスペックの高いおすすめの端末と紹介しました。次に、WiMAXの個人契約で利用可能なモバイルルーターWX06やW06機種とW07のスペックを徹底比較、W07の利用メリットを詳しく解説します。
W07・WX06・W06の速度・バッテリー容量などのスペック比較一覧表
WiMAXのモバイルルーターW07・WX06・W06各機種の最大通信速度やバッテリー容量、連続通信時間などスペック比較の一覧表が下記です。
WiMAXルーター | W07 | WX06 | W06 |
---|---|---|---|
製品イメージ | |||
販売開始 | 2020年3月 | 2020年1月 | 2019年1月 |
下り最大通信速度 | 958Mbps | 440Mbps | 867Mbps ※USBケーブル接続時は1.2Gbps(1,237Mbps) |
上り最大通信速度 | 75Mbps | 75Mbps | 75Mbps |
通信回線 | WiMAX 2+ / au 4G LTE | WiMAX 2+ / au 4G LTE | WiMAX 2+ / au 4G LTE |
製造元 | SHARP(シャープ) | NECプラットフォームズ | Huawei(ファーウェイ) |
サイズ(横×奥行き×高さ) | 108×72×15mm | 111×62×13.3mm | 128×64×11.9mm |
重量 | 150g | 127g | 125g |
連続通信時間 | 約19.5時間 | 約11.5時間 | 約9時間 |
連続待受時間(休止モード) | 1,410時間 | 700時間 | 800時間 |
バッテリー容量 | 4,000mAh | 3,200mAh | 3,000mAh |
同時Wi-Fi接続台数 | 10台 | 16台 | 10台 |
W07はWX06・W06と比較して多くの点でハイスペックなおすすめ機種
上記のスペック比較から、WiMAXのモバイルルーター最新機種W07は多くの点でWX06・W06機種と比較してハイスペックなおすすめ機種。他機種と比較してW07はやや重量が重い点を除くと、通信性能や機能が優れたモバイルルーター端末です。
W07は通信速度が最速、バッテリーの連続持続時間も長いおすすめのWiMAX端末
WiMAXのモバイルルーターW07とWX06・W06の通信速度比較では、どの機種も上り最大通信速度は75Mbpsの一方、下り最大通信速度は958Mbps対応のW07が最速。またバッテリー容量の比較でもW07の4,000mAhが最大で、連続通信時間や連続待受時間などバッテリー持続時間もWiMAXのモバイルルーターW07は長いのが特徴です。
WX06はバッテリー、W06は通信速度重視の方におすすめの点が違い
一方、WiMAXモバイルルーターの個人利用の場合はWX06かW06を選ぶ必要がありますが、バッテリー容量が大きく連続通信時間の長いWX06に対して、下り最大速度867Mbps対応の高速な通信速度がW06機種の特徴。つまり、バッテリー重視の場合はWX06がおすすめ、通信速度重視の方にはW06がおすすめの点が違いです。そして、その両方を兼ね備えたWiMAX端末が最新機種W07です。
まとめ:法人にはW07がおすすめだがWiMAXの個人契約の場合は?
このページのレビュー内容をまとめると、WiMAXのモバイルルーター最新機種・Speed Wi-Fi NEXT W07は非常に優れた端末で、法人向けのおすすめ端末の一方、W07は個人利用できないため、個人契約の場合はW07以外のモバイルルーター端末を選ぶ必要があるというのが結論です。
WiMAXプロバイダが個人向けに提供中の端末からおすすめを選ぶ
2024年現在、WiMAXプロバイダが個人契約向けに提供中の端末は主に以下の3機種です。
- モバイルルーター端末Galaxy 5G mobile Wi-Fi(5G対応・下り最大速度2.2Gbps対応のおすすめ機種)
- モバイルルーター端末WX06(2020年発売・下り最大速度440Mbps対応のNEC製機種)
- ホームルーター端末Speed Wi-Fi HOME 5G L11(2021年発売のおすすめ機種)
前述の通り、WX06とW06の比較では通信速度やバッテリー容量に違いがあるほか、モバイルルーター最新機種Galaxy 5G mobile Wi-Fiやホームルーター最新機種Speed Wi-Fi HOME 5G L11はauの5G回線にも対応するなど、各機種の違いを把握して、WiMAX契約時に利用端末を選ぶ必要があります。
WiMAXの契約はUQ WiMAX以外がおすすめ
W07を利用できるのはKDDI(au)の法人契約のみですが、WiMAXを個人契約で利用する場合は20社以上のプロバイダから選ぶことができ、契約プロバイダにより料金プランや利用できるキャッシュバックなどのキャンペーンが違います。
例えば、GMOとくとくBBの契約では特典金額3万円以上のキャッシュバックキャンペーンを利用でき、Broad WiMAXでは最安級の月額料金でWiMAXを利用できるなどが違いです。一方、WiMAXプロバイダの本家・UQ WiMAXはルーター端末が有料で料金プランも比較的高額などおすすめプロバイダではない点に注意が必要。
WiMAX W07の利用はKDDI(au)の法人契約がおすすめですが、WiMAXの個人契約ではUQ WiMAX以外のプロバイダの料金プランやキャンペーンを比較、最安で利用できるプロバイダがおすすめです!
【最新情報は当サイト・WiMAX比較ナビで!】 |
※本ページで紹介したWiMAX Speed Wi-Fi NEXT W07の製品仕様の詳細は、メーカー(シャープ)公式サイトの情報を参照しています。
WiMAXの最新機種W07についてよくある質問
最後にこのページのまとめとして、WiMAXのモバイルルーター最新機種W07について、みなさんからのよくある質問を紹介します。
WiMAXのW07はいつ発売?製造メーカーは?
WiMAXのモバイルルーター最新機種Speed Wi-Fi NEXT W07は2020年3月にKDDI(au)から発売されました。WiMAX初の製造メーカーがシャープ(SHARP)の端末です。
WiMAXのW07はどこで契約できる?
現在、WiMAXのW07はKDDI(au)の法人契約でのみ利用でき、UQ WiMAXなどのプロバイダで個人契約する場合は利用できない点に注意が必要。このためWiMAXの個人契約の場合は、5G対応のGalaxy 5G mobile Wi-FiやWX06など他機種の利用が必要です。
W07の特徴や、WX06やW06との比較で違いは?
WX06やW06と比較してW07の特徴が、下り最大通信速度958Mbps対応と高速な点。またW07はバッテリー容量も大きく連続通信時間場長い点もWX06やW06との違いです。