第5世代移動通信システム・5G対応サービスが2020年に開始され、ドコモやソフトバンク、au・WiMAXの各キャリアが、5G対応のスマホや5G対応ポケット型WiFi・モバイルルーター端末を発売。
従来のWiMAXや4G LTE回線を利用するポケット型WiFiのモバイルルーター端末と比較して、高速・大容量通信を利用可能と評判の5G対応ポケット型WiFiですが、2024年11月に契約可能な端末でおすすめ機種はどれでしょうか?
このページでは、5G対応ポケット型WiFiルーター・モバイルルーターの契約向けにおすすめ製品の最新情報を紹介、2024年11月時点で利用可能なポケット型WiFi機種をレビューします。また契約時の料金プランやキャッシュバックなどのキャンペーンの最新情報も紹介し、5Gサービスエリアの展開状況やポケット型WiFiルーターのおすすめの買い時についても解説します。
コンテンツ
5G対応ポケット型WiFi・モバイルルーター比較!2024年11月のおすすめを紹介
5Gサービス開始に伴い、ドコモやソフトバンク、auから5G対応ポケット型WiFiルーターの最新機種が発売され、また当サイトでおすすめのポケット型WiFi・WiMAXからも5G対応のモバイルルーター最新機種が発売されました!
以下、当サイト・WiMAX比較ナビがおすすめする5G対応のポケット型WiFi・モバイルルーター機種について、2024年11月の最新情報を比較・紹介します。
2024年11月最新情報!5G対応ポケット型WiFi・モバイルルーター最新機種比較
2024年11月現在、契約可能なおすすめの5G対応ポケット型WiFi・モバイルルーター最新機種は、WiMAXのSpeed Wi-Fi 5G X12、KDDI(au)のSpeed Wi-Fi 5G X01、ドコモのWi-Fi STATION SH-54C、ソフトバンクのPocket WiFi 5G A004ZTの4機種。いずれも下り最大速度3Gbps(3,000Mbps)以上の高速モバイルWiFi端末です。
おすすめの5G対応ポケット型WiFi・モバイルルーター最新機種 | 利用できる通信回線の比較 | 5G通信時の最大速度の比較 |
---|---|---|
Speed Wi-Fi 5G X12 | au 5G/au 4G LTE/WiMAX 2+ | 下り最大3.9Gbps/上り最大183Mbps |
Speed Wi-Fi 5G X01 | au 5G/au 4G LTE/WiMAX 2+ | 下り最大4.1Gbps/上り最大481Mbps |
Wi-Fi STATION SH-54C | ドコモ5G/ドコモ4G LTE | 受信時最大4.9Gbps/送信時最大1.1Gbps |
Pocket WiFi 5G A004ZT | ソフトバンク5G/ドソフトバンク4G LTE | 下り最大3.0Gbps/上り最大298Mbps |
以下、おすすめの各ポケット型WiFi・モバイルルーター機種の対応速度や仕様をレビュー、契約方法や料金プラン・キャンペーンの最新情報も紹介します。
au 5G・WiMAX回線対応のおすすめポケット型WiFiルーター端末Speed Wi-Fi 5G X12
2024年11月現在、UQ WiMAXなどのWiMAXプロバイダで契約・申し込み可能な5G対応モバイルルーター端末でおすすめが、2023年発売の最新機種Speed Wi-Fi 5G X12。auの5G回線・4G LTE回線とWiMAX 2+回線に対応、下り最大通信速度3.9Gbps(3,900Mbps)、上り最大速度183Mbpsの高速通信が可能なおすすめのポケット型WiFiルーターで口コミの評判も良い機種です。
利用には5G対応料金プラン・ギガ放題プラスの契約が必要ですが、データ通信容量の制限なしでauの5G回線を利用でき、高速通信が可能な点が、他の5G対応ポケット型WiFi・モバイルルーターとの比較でWiMAXのおすすめ理由です。
au 5G対応ポケット型WiFiルーターSpeed Wi-Fi 5G X12の通信速度・スペック
au 5G回線やWiMAX 2+回線に対応した、おすすめポケット型WiFiルーター・Speed Wi-Fi 5G X12の仕様や通信速度スペックのまとめが以下の表です。
製造メーカー | NECプラットフォームズ |
---|---|
対応通信規格 | 5G/4G LTE/WiMAX 2+ |
ポケット型WiFi端末のサイズ・重量 | 136×68×14.8mm/174g |
最大通信速度 | 下り最大3.9Gbps(3,900Mbps)/上り最大183Mbps(5G通信時) |
同時WiFi接続可能台数 | 16台 |
WiMAXの5G料金プラン・ギガ放題プラスを契約、データ通信容量の制限なしで使用可能
WiMAXの5G対応ポケット型WiFiルーター・Speed Wi-Fi 5G X12の利用には、5G対応料金プラン・ギガ放題プラスの契約が必要です。以前は3日間のデータ通信容量15GBまでの制限がありましたが、現在はデータ通信容量の制限なしのプランで、5G対応ポケット型WiFiの高速・大容量通信を安い料金で利用したい方におすすめと評判のプランです。
ドコモやソフトバンクの5Gポケット型WiFiと比較して安い実質月額料金もおすすめ理由
WiMAXの5G対応ポケット型WiFiルーター・Speed Wi-Fi 5G X12をおすすめする理由の1つが安い月額料金。WiMAXの5G対応プランでデータ通信容量無制限のギガ放題プラスの実質月額料金は、安い契約プロバイダなら約3,000円で、ドコモやソフトバンクの5G対応ポケット型WiFiの料金プランと比較して安い月額料金で使える点がおすすめです。
5G対応ポケット型WiFiサービス | 5G対応プランの月額料金(税込) | モバイルルーター端末の価格(税込) |
---|---|---|
WiMAX(GMOとくとくBB WiMAXの場合) | 5,339円(通信容量無制限・ギガ放題プラスの実質月額料金) | 27,720円 |
ドコモの5G対応ポケット型WiFiルーターの場合 | 7,315円(5Gギガホプレミア・無制限) | 68,904円 |
ソフトバンクの5G対応ポケット型WiFiルーターの場合 | 7,238円(データメリハリ無制限) | 28,800円 |
UQ WiMAXなどのWiMAXプロバイダで5G対応料金プランを契約可能
2024年11月現在、WiMAXの5G対応ポケット型WiFiルーター・Speed Wi-Fi 5G X12や5G対応料金プランはUQ WiMAXなどのWiMAXプロバイダで契約・申し込みが可能です。20社以上のWiMAXプロバイダで契約できますが、どのプロバイダ契約でも利用する通信回線や対応エリアは同じで、違いは月額料金やキャッシュバックなどのキャンペーン内容のみ。
WiMAXの5G対応ポケット型WiFiルーターの契約では各プロバイダの料金プランやキャンペーン内容を比較、月額料金からキャッシュバックなどのキャンペーン特典金額を差し引いた実質総額費用や実質月額料金での比較がおすすめです。
Speed Wi-Fi 5G X12の申し込みは即日無料発送のGMOとくとくBB WiMAXがおすすめ
当サイト・WiMAX比較ナビのおすすめWiMAXプロバイダ・GMOとくとくBB WiMAXは、契約時に5G対応ポケット型WiFi端末の購入代金が必要ですが、他のプロバイダと比較して高額なキャッシュバックキャンペーンで、データ通信容量無制限のギガ放題プラスプランの実質月額料金が安い点がおすすめ理由です。
また他のWiMAXプロバイダと比較して、GMOとくとくBB WiMAXの場合は5G対応ポケット型WiFiルーター・Speed Wi-Fi 5G X12の契約即日の無料発送にも対応、早くモバイルルーター端末が届く点もおすすめ理由です。
GMOとくとくBB WiMAXなら当サイト限定キャッシュバックキャンペーンも利用可能
GMOとくとくBB WiMAXの5G対応料金プラン・ギガ放題プラスは月額料金1,375円~(税込)と他のポケット型WiFiと比較して安い上、当サイト・WiMAX比較ナビ経由の申し込み限定でAmazonギフト券12,000円分キャッシュバック+他社インターネット回線からの乗り換えの場合は現金最大40,000円キャッシュバックの特典金額合計52,000円のキャンペーンを利用可能な点もおすすめ。
高速通信が可能な5G対応ポケット型WiFiルーターをキャッシュバックキャンペーンを利用して安い実質費用で利用したい方に、GMOとくとくBB WiMAXの契約はおすすめです。当サイト限定キャンペーンの詳細は下記で確認できます!
【5Gポケット型WiFiならGMOとくとくBB WiMAX】 |
WiMAXなら5G対応のホームルーター端末Speed Wi-Fi HOME 5G L13の利用もおすすめ
ポケット型WiFi・モバイルルーターと比較して持ち歩きできない一方、自宅で5G回線のインターネット通信を利用したい方なら、WiMAXの5G対応ホームルーター端末の利用もおすすめ。ポケット型WiFiと比較して同時WiFi接続可能機器数が多い点がメリットで、家族・会社での利用におすすめと評判の端末です。
WiMAXの5G対応ホームルーターのおすすめが、2023年発売の最新機種でauの5G回線も利用可能なSpeed Wi-Fi HOME 5G L13機種。下り最大速度4.2Gbps(4,200Mbps)、上り最大速度286Mbps対応と高速な通信速度が口コミでも評判で、WiMAXのポケット型WiFiと同様、ギガ放題プラスプランの契約でホームルーターもデータ通信容量の制限なしで利用でき、自宅のインターネット回線におすすめです!
契約期間の縛りなし(解約金無料)で利用したい場合や、支払い方法に口座振替を選びたい場合はBIGLOBE WiMAXもおすすめ
5G対応ポケット型WiFiルーターの契約では、当サイト限定キャンペーンで実質月額料金の安いGMOとくとくBBがおすすめですが、契約期間2年で料金の支払い方法もクレジットカードのみがデメリット。契約期間の縛りなし(解約金無料)で5G対応のモバイルルーターを利用したい場合や、支払い方法に口座振替を選びたい場合、おすすめプロバイダはBIGLOBE WiMAXで、当サイト・WiMAX比較ナビ限定キャッシュバックを含む安い実質費用でWiMAXの5G対応ポケット型WiFiを契約可能です。
5G対応モバイルルーターを契約でき、契約期間の縛りなし・口座振替も可能なBIGLOBE WiMAXについては、下記ページで詳しく紹介中です。
【5Gポケット型WiFiならBIGLOBEもおすすめ】 |
KDDI(au)のモバイルルーター端末Speed Wi-Fi 5G X01
2020年3月、KDDI(au)が発売した5G対応モバイルルーター端末がSpeed Wi-Fi 5G X01。国産シャープ製のポケット型WiFiルーターで、WiMAXのSpeed Wi-Fi 5G X12機種と同様、auの5G・4G LTE通信回線とWiMAX 2+回線に対応した高速ポケット型WiFiです。
下り最大速度4.1Gbps(4,100Mbps)、上り最大481Mbps対応で有線LANポートも内蔵し、クレードルなしでモバイルルーター端末とノートパソコンなどを有線接続可能な点もおすすめの5G対応ポケット型WiFiルーター。ただし契約はKDDI(au)のみで、比較的利用料金が高い点に注意が必要です。
下り最大通信速度4.1Gbps、上り最大481Mbps対応のおすすめ高速モバイルルーター
au 5G対応のポケット型WiFi・Speed Wi-Fi 5G X01のおすすめポイントは高速な通信速度。5G回線接続時は下り最大通信速度4.1Gbps、上り最大通信速度481Mbps対応の高速インターネット通信を利用可能なモバイルルーターです。
また5G回線の電波に接続できないエリアの場合でもauの4G LTE回線を利用、下り最大速度1Gbps、上り最大速度112.5Mbpsの高速通信が可能な点もおすすめのメリットです。
KDDIの法人契約やauの個人契約で利用可能なポケット型WiFi
Speed Wi-Fi 5G X01はKDDIの法人契約専用ポケット型WiFi製品で個人向けでない点が注意点でしたが、現在はauの個人契約でも利用可能。またauの5G回線に加えてWiMAX回線にも対応する一方、WiMAXのプロバイダ契約では5G対応ポケット型WiFiルーターX01は提供対象外です。
WiMAXの通信容量無制限ギガ放題プランと違い、月間データ利用量は80GBまで
KDDI(au)が提供中のSpeed Wi-Fi 5G X01を利用する料金プランは、au・WiMAXのポケット型WiFiルーターのデータ通信容量無制限・ギガ放題プランとは違い、5G専用料金プラン「ルーターフラットプラン80(5G)」のみ。
ポケット型WiFiの月間データ通信容量が80GB制限のプランで、5G・WiMAX 2+・4G LTE回線の合計通信容量80GB超過時は、当月末まで通信速度が送受信最大128Kbpsに制限され、翌月1日まで速度制限が解除されない点に注意が必要です。
3日間で10GBまでのデータ通信量制限もWiMAXのギガ放題プランと同様
なお従来のau・WiMAXのポケット型WiFiで共通する3日間で10GBまでのデータ通信量制限はKDDIの5G対応ポケット型WiFiでも同じ。ギガ放題プランと同様、直前3日間のデータ通信容量合計が10GBを超えると、翌日18時から翌々日2時頃まで通信速度が最大1Mbpsまで低下する速度制限に注意が必要です。
ドコモ(docomo)の5G対応モバイルルーターのおすすめはWi-Fi STATION SH-54C
ドコモ(docomo)の5G対応ポケット型WiFiルーターのおすすめが、2023年発売のWi-Fi STATION SH-54C機種。ドコモの5G対応ポケット型WiFiも、Speed Wi-Fi 5G X01と同じシャープ製の5G対応モバイルルーター機種で、速度やバッテリー容量のスペック比較ではほぼ違いがありません。
違いはauの5G・4G LTE・WiMAX回線対応と比較して、5G対応ポケット型WiFiルーターWi-Fi STATION SH-54C機種はドコモの5G・4G LTE回線を使用、ドコモの個人契約で利用可能なモバイルルーターです。
受信時最大速度4.9Gbps(4,900Mbps)、送信時最大1.1Gbps(1,100Mbps)で有線LAN接続も可能なおすすめ端末
ドコモ(docomo)のポケット型WiFiルーター機種・Wi-Fi STATION SH-54Cの仕様・速度を確認すると、最大通信速度は5G接続時に受信時最大4.9Gbps(4,900Mbps)、送信時最大1.1Gbps(1,100Mbps)と高速通信への対応がメリット・おすすめ理由。また変換ケーブルが同梱され、ポケット型WiFi端末とノートパソコンなどをLANケーブルで有線接続可能な点もおすすめの端末です。
大容量バッテリーで他と比較して連続待受時間の長いポケット型WiFiルーター
また他の5G対応ポケット型WiFiルーター機種と比較したドコモのWi-Fi STATION SH-54Cの特徴・メリットが長い連続待受時間。4,000mAhの大容量バッテリーを搭載し、外出先でも長時間使用できる、おすすめのモバイルルーター端末です。
5G対応ポケット型WiFiのおすすめ機種 | バッテリー容量 | 連続待受時間 |
---|---|---|
【WiMAX】Speed Wi-Fi 5G X12 | 4,000mAh | 約420時間(初期設定時) |
【KDDI】Speed Wi-Fi 5G X01 | 4,000mAh | 約240時間(初期設定時) |
【ドコモ】Wi-Fi STATION SH-54C | 4,000mAh | 約920時間 |
【ソフトバンク】Pocket WiFi 5G A004ZT | 4,100mAh | 約580時間(4G LTE接続時) |
ポケット型WiFi利用にはドコモの月額料金プラン契約に加え、5Gデータプラスの加入が必要
なおドコモの5G対応モバイルルーターWi-Fi STATION SH-54Cを利用する場合、ドコモの月額料金プラン(eximoやirumo)の契約が必要な上、データ容量をポケット型WiFiとシェアするためのオプション・5Gデータプラスの加入が必要(月額1,100円)。従来の5G対応プランの月額料金と比較して、データ容量無制限で利用できるeximoの月額料金7,315円(税込)とオプション料金が必要でポケット型WiFiルーター購入価格も含む総額費用に注意が必要です。
ドコモの5G対応ポケット型WiFiルーターは価格が高い点に注意
2023年発売のドコモの5G対応ポケット型WiFiルーター・Wi-Fi STATION SH-54Cの利用には端末の購入代金が必要で、ドコモのオンラインショップや店舗で購入可能ですが、価格96,800円とWiMAXの5G対応モバイルルーター端末と比較して高い点が注意点。WiMAXと比較しておすすめしづらい理由の1つです。
ソフトバンク(SoftBank)の5G対応ポケットWiFi・Pocket WiFi 5G A004ZT
ソフトバンク(SoftBank)の5G対応ポケットWiFi・Pocket WiFi 5G A004ZTは下り最大速度3.0Gbps、上り最大速度298Mbpsの高速モバイルWi-Fiルーター機種。ただし、この速度はUSBケーブル接続時でWiFi接続時は下り最大速度881Mbpsと他の5G対応ポケット型WiFiルーターと比較してやや遅い速度スペックに注意が必要です。
2021年発売!5Gのミリ波(28GHz)対応のモバイルWi-Fiルーター製品
ソフトバンクのPocket WiFi 5G A004ZTは2021年3月発売の最新製品で、ソフトバンクとして初めて5Gのミリ波(28GHzの周波数帯域の電波で高速大容量通信が可能)に対応した高速モバイルWi-Fiルーター。ポケット型WiFiルーターとして実績の豊富なZTE製の端末です。
ポケットWiFiルーターの利用にデータ通信専用50GBプランの契約が必要
ソフトバンクの5G対応ポケットWiFiルーターを利用する場合、スマホ・携帯もソフトバンク契約にするか、5Gのデータ通信専用50GBプランの契約が必要。月額料金5,280円(税込)で、月間データ通信容量50GB超過時は通信速度が最大128Kbpsまで制限される料金プランです。
月間データ通信容量無制限のドコモやWiMAXと比較して、50GBまでのデータ通信容量制限がソフトバンクの5G対応ポケットWiFiのデメリットで、価格28,800円でモバイルルーター端末の購入が必要な点もWiMAXと比較したデメリットです。
従来のポケット型WiFi端末と比較して5G対応機種のおすすめ理由は?
スマートフォン端末やポケット型WiFiルーターの5G対応機種が口コミでも評判ですが、従来の4G LTE対応やWiMAXのポケット型WiFi・モバイルルーター端末と比較して、5G対応ポケット型WiFiのおすすめ理由は何でしょうか?以下、4G LTEと5Gの違いを比較しながらおすすめ理由を紹介します。
第5世代移動通信方式・5Gと4G LTEやWiMAXの違いの比較
3G(第3世代)や4G(第4世代)、LTE(第3.9世代)のデータ通信と比較して、第5世代移動通信方式・5Gの最大の違いが電波の周波数帯域。
5G対応のポケット型WiFiで使用する電波の周波数帯域幅は4G LTEと比較して広く、5G通信では4G LTEやWiMAXで使用中の3.6GHz以下の周波数帯に加え、3.6~6GHz帯(sub6)や28GHz帯(ミリ波)の電波も利用できる点が違いです。
高速・大容量のインターネット通信技術、ポケット型WiFiでも動画閲覧が快適
4G LTE通信と比較して5G通信は周波数帯域が広く、一度に多くのデータ転送が可能。通信速度が高速で、大容量のインターネット通信が可能な上、電波を1台1台のモバイル端末に向けて集中するMassive MIMO(マイモ)と言うアンテナ技術も採用、5Gの高速・大容量を実現しています。
結果、通信速度が数百Mbpsの4G LTE通信と比較して、下り最大速度が数Gbps~数十Gbpsの高速通信が可能なのが5Gサービスの特徴・おすすめ理由で、5G対応のスマホやポケット型WiFi端末を利用すれば快適な動画閲覧などが可能です。
超低遅延の通信や多数の端末の同時接続、IoTへの活用も5Gの特徴
また4G LTE通信と比較して遅延が少ない「超低遅延」のデータ通信も5G通信の特徴で、リアルタイムのスムーズな通信のほか、IoTなど多数のデバイス端末と同時接続可能な点も特徴です。
5Gの電波を受信できなければ従来のポケット型WiFiと同じ点に注意
5G対応ポケット型WiFiにはメリットが多い一方、5Gの電波を受信できない場合は従来のポケット型WiFiと同じで4G LTE回線を利用するため、高い月額料金や機器購入費用が無駄とも言える点に注意が必要。5G対応ポケット型WiFiの購入では利用予定の場所が対応エリアか次第で、対応エリアの最新情報の確認がおすすめです。
5G対応ポケット型WiFi・モバイルルーターは買い時はいつがおすすめ?~現在のサービス提供エリア
以上の5G対応ポケット型WiFiの比較から、おすすめのモバイルルーターはデータ通信容量の制限なしでau 5G回線やWiMAX回線を利用できるSpeed Wi-Fi 5G X12か、ドコモのポケット型WiFi・Wi-Fi STATION SH-54Cですが、購入・契約はいつがおすすめでしょうか?
以下、ドコモやauの2024年11月現在の5Gサービス提供エリアや今後の普及予定を紹介、いつが5Gポケット型WiFi・モバイルルーターの買い時かを解説します。
2024年11月現在、ポケット型WiFi端末を購入しても接続可能エリアは一部
2024年11月現在、5Gサービスの提供エリアは急速拡大中ですが、5G対応スマホ・ポケット型WiFi端末を購入しても5G接続を利用可能なエリアは一部。以下、5G対応ポケット型WiFiルーターのおすすめ機種を提供するドコモとauについて、5Gサービスの対応エリアを確認します。
ドコモのポケット型WiFiルーターで利用できる5Gサービス提供エリア
ドコモ(NTT docomo)では全国150ヶ所の施設・スポットから5Gサービスを提供開始。2024年11月現在、ドコモの5G対応基地局は拡大中ですが、5G対応ポケット型WiFiルーターを購入しても5G接続可能なのは主要都市のエリア・スポットが中心です。
ドコモは全国の市町村への5G対応基地局の設置を目指しており、実際に広いエリアで5G通信を利用できるポケット型WiFiルーターの買い時は2024年後半の見込みです。
au・WiMAXのポケット型WiFiルーターで利用できる5Gサービス提供エリア
auの5Gサービス提供エリアも2024年11月現在は都市エリアが中心ですが、2024年中にauは5G対応基地局9万局以上を設置予定で、5G対応のau・WiMAXのポケット型WiFiルーターの買い時は2024年からと言えそうです。
またソフトバンクも5Gサービス提供エリアはまだ一部で、主要都市を除くと5G対応ポケット型WiFiルーターは不要とも言えます。一方、5Gエリアが拡大中の都市部なら、5G対応ポケット型WiFiの購入はおすすめです。
WiFi通信規格5GHz(ギガヘルツ)対応とインターネット回線5Gの違い
以上、5G対応のポケット型WiFiサービスが拡大する一方、インターネット上の口コミを確認すると「自分のポケット型WiFiルーターはすでに5G対応」など、WiFi通信規格の5GHzと5Gを混同する場合も。
このページで紹介した5G(ファイブジー)の「G」はジェネレーション(Generation)の頭文字で、4G LTE通信と同様、インターネット通信回線や電波のこと。つまり5G対応ポケット型WiFiとは、5G回線の電波でインターネット接続可能なルーター端末です。
比較して5GHz(ギガヘルツ)とは、ポケット型WiFiとノートパソコンやスマホ端末を無線WiFi接続する際の電波の周波数で、一般的なモバイルWiFiルーターは2.4GHzや5GHzの周波数の電波で他のIT機器と接続します。
ポケット型WiFiとインターネット通信回線の接続 | ポケット型WiFiルーターとPC・スマホの接続 |
---|---|
・5G ・4G LTE ・WiMAX 2+ などの通信回線を使用 |
・2.4GHz ・5GHz の周波数の電波を使った無線WiFi接続や、Bluetooth接続などを使用 |
5Gなどのインターネット・データ通信規格と、5GHzなど電波の周波数を表す用語の違いに注意しましょう。
まとめ:5G対応のポケット型WiFiやモバイルルーターについてよくある質問
以上、5G対応のポケット型WiFiについて2024年11月現在の最新情報や契約可能なモバイルルーターのおすすめ機種や料金プラン・キャンペーン情報を比較し、5Gサービス提供エリアの状況、いつがおすすめの買い時かについても紹介しました。
最後にこのページのまとめとして、5G対応のポケット型WiFiやモバイルルーターについてよくある質問を紹介します。
現在契約できる5G対応のモバイルWi-Fiルーターのおすすめは?
現在発売中の5G対応モバイルWi-Fiルーターは、WiMAXのSpeed Wi-Fi 5G X12、KDDI(au)のSpeed Wi-Fi 5G X01、ドコモのWi-Fi STATION SH-54C、ソフトバンクのPocket WiFi 5G A004ZT。このうちデータ通信容量の制限なしで5G対応ポケット型WiFiルーターを利用できるのがWiMAXとドコモで、特にポケット型WiFiルーター端末の価格や月額料金が安いWiMAX(GMOとくとくBB WiMAX)がおすすめです。
5G対応ポケット型WiFiの買い時はいつ?
ドコモやau、ソフトバンクの5Gサービス提供エリアは都市部中心で、地方在住の方の場合は5G対応ポケット型WiFiルーターを慌てて購入する必要は無さそう。一方、都心部は5G対応基地局の設置が進む2023年以降が買い時。またすでに5G対応エリアの場合は価格の安いWiMAXのポケット型WiFiルーターの契約がおすすめです。
4G LTEのポケット型WiFiと比較して5Gのメリット・デメリットは?
4G LTE回線やWiMAX回線対応のポケット型WiFiと比較して、5G対応ポケット型WiFiルーターのメリットは高速・大容量のインターネット通信が可能な点で、4G LTE回線と比較して20倍以上に高速化する5Gの通信速度がメリットであり、おすすめ理由。一方、5G対応エリアの狭さや料金の値上がりはデメリットです。
当サイト・WiMAX比較ナビ編集部では、5G対応ポケット型WiFiの最新情報を随時更新中です!
【WiMAX・ポケット型WiFiのことなら】 |