【比較】WiMAXと4G・LTE通信を利用するモバイルWiFiの違い

【比較】WiMAXと4G・LTE通信を利用するモバイルWiFiの違い
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WiMAXとLTE・違いを徹底比較

同じインターネット通信でもWiMAXと4GやLTEを比較して違いは?どちらがおすすめ?など、WiMAXとLTEを比較して違いを説明するのは難しいもの。
 
LTEとWiMAXを比較して、どちらも無線インターネット通信の仕組みは同じですが、多くのポケット型WiFiやモバイルWiFiサービスは4G・LTE通信回線を使用、WiMAXは独自のWiMAX回線を使用、さらにWiMAXにはLTEオプションもあり、サービス契約前にLTEとWiMAXを比較、違いの確認がおすすめです。
 
このページではLTEとWiMAXやWiMAX2+を比較、電波や通信回線の違い、4G・LTE利用のポケット型WiFiとWiMAXで料金プランや通信速度、対応エリアの違いを解説します。またWiMAXで利用できるLTEオプションも紹介、インターネット接続でLTE通信やWiMAX通信のメリット・デメリットを比較します。

4GやLTEとWiMAXの比較で違いは?

LTEとWiMAXの比較で最大の違いは周波数

4GやLTE、WiMAXは無線でインターネットに接続する通信方式の点では違いがなく、LTEもWiMAXも、携帯電話やスマートフォンまたは専用ルーターを使って通信回線に接続、インターネットを利用できます。
 
一方、4G・LTE回線とWiMAX回線を比較すると使用する電波の周波数に違いがあり、インターネット接続にはLTEやWiMAXの電波を送受信できる専用端末が必要。それがLTE対応の携帯電話・スマートフォンやWiMAX専用のルーター端末です。

通信回線 WiMAX 4G・LTE
使用する電波の周波数 2.5GHz(直進性が強く、建物などで遮断される場合も) 主に700~900MHz(室内・屋内でも比較的繋がりやすい)
主なサービス WiMAXのモバイルルーターやホームルーター 携帯電話やスマホのインターネット通信や、WiMAX以外の多くのポケット型WiFi・モバイルWiFiルーター

4G・LTEとは携帯電話やスマホ向けの通信方式

LTEとは“Long Term Evolution”の略で、携帯電話の通話やデータ通信(インターネット)の通信方式。第3世代携帯電話(3G)と第4世代携帯電話(4G)の間の方式で「3.9G」とも呼ばれる通信方式です(Gは”Generation”の頭文字)。
 
3.9Gでも実際は4Gとほぼ同じ通信で、4G LTEなどと併記されます。難しく感じるかもしれませんが、携帯やスマホの画面に「LTE」や「4G LTE」が表示されている場合はLTE回線経由でインターネット接続、データ通信できる状態です。

まずLTEとは携帯電話やスマートフォン向けの通信方式と覚えましょう。また2020年から第5世代移動通信システム・5Gのサービスも開始されました。詳細は別記事「5Gと4G・LTEの違い~通信速度や電波の周波数などの比較」もご覧ください。

Wi-FiとLTEを比較した場合の違いは?

WiMAXとの比較の前に、Wi-FiとLTEの違いは何でしょうか?携帯電話向けの通信方式のLTEと比較してWi-Fiの場合はパソコンやIT機器が対象の無線接続方式です。
 
Wi-FiはLANケーブルなどの接続無しでインターネット通信が可能な無線接続方式で、例えば自宅にWi-Fiルーターを設置すれば自宅のどこでもWi-Fiでインターネット接続が可能。ただしWi-Fi通信はパソコンやタブレットとWi-Fiルーターの間で、Wi-Fiルーターから先のインターネット通信はどのプロバイダのどの回線(光回線やADSLなど)かで違います。

LTEは限られた携帯電話会社が利用できる特別な通信回線

接続方法の1つであるWi-Fiと比較して、LTEとは携帯電話やスマホなどのモバイルデバイス対象の通信方式そのもので、広範囲で安定的に利用可能な通信回線
 
安定したLTEデータ通信の提供を目的に、国は限られた通信サービス事業者(携帯電話会社)に良い電波(周波数帯域)を確保、割り当てています。つまりLTE回線は誰でも提供・利用できず、携帯電話会社などの通信事業者と契約して初めて利用できるのです。

LTEのような高品質な電波(周波数帯域)を限られた事業者で占有している状態が、携帯電話やスマホの料金が安くならない理由とも言えます。

スマホのテザリングもLTE?

ドコモやソフトバンクで携帯電話やスマホを契約したり、格安SIMを購入すると音声通話やLTEデータ通信を利用できますが、同時にノートPCやiPadなどのタブレット端末とテザリングで接続、インターネットを利用できる場合も。このテザリングのインターネット通信が何かは“親機”である携帯・スマホの通信方式次第です。
 
親機のスマホと子機にあたるノートPCやタブレット端末の間は無線Wi-Fi接続ですが、子機でのインターネット利用にはデータ通信可能な親機が必要。親機のスマホがLTE電波に接続中の場合、テザリング中のノートPCやタブレット端末もLTE回線でインターネット通信中と言えます。

UQコミュニケーションズが管理するWiMAXの通信回線

UQ WiMAXのロゴ
WiMAXプロバイダの「本家」
UQコミュニケーションズのUQ WiMAX

比較して、WiMAXとは“Worldwide Interoperability for Microwave Access”の略称の無線通信技術規格。WiMAXは世界共通で使われる通信技術ですが、日本ではUQコミュニケーションズが管理・提供する通信サービスを指してWiMAXと呼ぶのが一般的です。
 
WiMAXサービスを契約すると専用の通信端末(ルーター)を利用でき、ルーターを持ち歩けば、WiMAX回線の電波を経由してどこでも高速・大容量のインターネットを利用可能。契約数も3,900万件以上(*)とWiMAXは人気ポケット型WiFi・モバイルWiFiの1つです。

WiMAXと4G・LTEの比較で最大の違いは電波の周波数

WiMAXとLTEの2つの通信回線の比較で最大の違いは使用する電波の周波数帯域。WiMAXには、4G・LTEなど携帯電話やスマホのデータ通信で使用する電波と違う周波数帯域にWiMAX電波専用の通信帯域が割り当てられ、その周波数の電波を使用して通信サービスが提供されます。

WiMAXとLTEの周波数の違いにより、電波の性質・特徴も違う

LTE通信は通常700~900MHz(メガヘルツ)の周波数帯域の電波を使用するのと比較し、WiMAXは周波数2.5GHz(ギガヘルツ)の電波を使用。一般に電波は低い周波数ほど障害物を回り込めるなど室内や屋内で繋がりやすい性質・特徴があり、LTEが使用する700~900MHzの帯域は「プラチナバンド」と呼ばれる特に安定接続しやすい帯域です。
 
LTEの周波数と比較して高い周波数のWiMAXの電波は直進性が強い点が特徴で、高い建物に電波が遮断される場合もあり、WiMAXは室内や屋内でやや繋がりにくい傾向があります。

WiMAXと似たポケット型WiFi・モバイルWiFiサービスはLTE通信

少し注意が必要なのがポケット型WiFiやモバイルWiFiと呼ばれるサービス。ドコモ(docomo)やソフトバンク(SoftBank)の提供サービスやYmobile(ワイモバイル)などのポケット型WiFiは、小型通信端末・モバイルWiFiルーターでどこでもインターネットができる点はWiMAXと同じですが、比較すると通信方式が違います
 
WiMAXは専用の通信回線WiMAXやWiMAX2+を利用する通信サービス。比較して、モバイルWiFiやポケット型WiFiサービスの多くはLTE回線を使用するサービスで、名称にWiFiとあっても実際は携帯電話やスマホと同様、インターネット接続にLTE回線の電波を使います。

ドコモやソフトバンクのモバイルWiFiサービスは制約が多い

この違いが重要な理由が、LTE回線を利用するモバイルWiFiサービスには制限や規制が多いから。LTEはWiMAXと比較して携帯電話向けの通信回線で安定性が強みの一方、携帯電話やスマホの加入者数、データ通信量は増加傾向です。
 
このため安定したLTE通信の確保には、一定通信量を超過したユーザーに速度制限を課す、あるいは大容量プランに高額な料金設定が必要。携帯やスマホの通信容量制限で苦労する方もいますが、同様の制限がドコモやソフトバンクのLTE通信を使うモバイルWiFi・ポケット型WiFiでも起き得ます。

比較してWiMAXは月間データ通信容量無制限のギガ放題プランを比較的安い料金で利用でき、速度制限も緩いのが特徴でおすすめ理由。WiMAXがデータ通信専用で、WiMAX専用の周波数帯域の電波を使った提供サービスだからです。

LTE回線利用のポケット型WiFiとWiMAXの違いを5つの観点で徹底比較

徹底比較!LTE回線のポケット型WiFiとWiMAXの違い

以上の通り、LTEとWiMAXの比較は通信方式の比較です。Wi-Fi、テザリングなどもありますが、単純比較ではLTEとWiMAXのどっちでインターネット通信するかの違いです。

LTE回線を使う通信 ・携帯電話、スマホのインターネット通信や、テザリングでのインターネット通信
・WiMAX以外のポケット型WiFiを利用したインターネット通信
WiMAX回線を使う通信 ・WiMAX専用ルーター端末を利用したインターネット通信

このLTEとWiMAXの違い、2つの通信方式を次の5つの観点で徹底比較します。

  1. インターネット接続の繋がりやすさ・対応エリア比較
  2. 通信速度比較(高速通信はLTEとWiMAXのどっち?)
  3. 料金プラン比較(月間通信容量に制限のあるプランの場合はどっちが安い?)
  4. 料金プラン比較(月間無制限、通信量が多い場合のおすすめは?)
  5. 速度制限の比較(契約プランの容量超過時の制限は?)

結論として、上記の比較結果から通信速度重視の場合はWiMAXが、安い料金プランや利用エリアの広さでは比較してLTE通信のポケット型WiFiがおすすめです。

インターネット接続の繋がりやすさ・対応エリアの比較

繋がりやすさや対応エリアの広さ、インターネットへの接続のしやすさの比較ではLTE系のポケット型WiFiが上回ります。LTEは携帯電話・スマホ専用の通信回線で最も繋がりやすいからです。
 
ただし比較してWiMAXは繋がりにくい、対応エリアが狭い訳ではなく、特に首都圏や大阪、名古屋、福岡、札幌など大都市エリアではLTEとWiMAXで接続しやすさに大きな違いはない状態です。

WiMAXは繋がりにくい?~基地局増加、対応エリア拡大中

WiMAXの基地局増加グラフ
WiMAX2+の基地局は4万局以上に増加

WiMAXは繋がりにくいと考える方もいますが、WiMAXの基地局数は4万局以上(**)、WiMAXの対応エリアは現在も拡大中です。4G LTEと比較してややWiMAXの電波が届きにくい屋内には屋内専用基地局も設置され、大都市エリアではLTE対応エリアと大きな違いがないほどWiMAX対応エリアが拡がっています。

ただし地方や山間部(田舎)エリアではLTEにメリット

ただし大都市中心のWiMAXの対応エリアと比較して、LTEは全国のエリアで対応。地方や山間部(田舎)地域ではWiMAXが圏外でLTEなら接続可能なエリアも多く、そういった地域でのインターネット契約・利用ではLTEがおすすめと言えそうです。

WiMAXとLTEの通信速度・スピード比較

実際の利用時の実測通信速度は接続環境やエリア、時間帯でも違うため単純比較は難しいものの、一般的にLTEの下り最大通信速度は100Mbps~200Mbpsと比較して、WiMAXのモバイルルーター最新端末は下り最大速度2,700Mbps、上り最大速度183Mbpsと他の多くのポケット型WiFiと比較して高速通信が可能です。
 
LTEとWiMAXのどっちの通信も年々速度が向上中ですが、LTE回線を使用するポケット型WiFiとWiMAXの通信速度比較では、WiMAXのモバイルルーター最新端末の利用がおすすめです。

料金プラン比較~月間データ通信容量に制限がある場合

月間7GB上限など通信量制限のあるプランの中では、WiMAXと比較してソフトバンクのLTE通信利用のポケット型WiFi・縛りなしWiFiの月間20GB制限プランが最安料金でおすすめ。ただし、月間データ通信容量20GBを使い切ると速度制限がかかる点に注意が必要で、長時間の動画視聴などで超える可能性のある通信量です。

また利用可能なモバイルWi-Fiルーター端末は下り最大速度150Mbpsと、WiMAXと比較して遅い速度も注意が必要なデメリットです。

LTE通信のポケット型WiFi・モバイルWiFiとWiMAXの月額料金比較(月間7GB~20GB)

LTE通信を利用するポケット型WiFi・モバイルWiFiとの違いの1つがWiMAXプロバイダで料金が違う点。以下でキャッシュバックキャンペーンがあり、他社と比較して実質月額料金の安いカシモWiMAXやBIGLOBE WiMAXを例に、2024年11月最新の月額料金プランを比較します。

月間データ通信容量20GB以下のポケット型WiFi・モバイルWiFiでは、WiMAXの無制限プランと比較して、ソフトバンク・ドコモ・auのLTE回線を利用可能なゼウスWiFiの30GBプランの料金が安く、おすすめです。
ポケット型WiFi・モバイルWiFiサービス
※金額はいずれも税込
月間データ通信容量・料金プラン 基本月額料金の比較 1年間総額料金の比較 実質月額料金の比較
カシモWiMAX(キャッシュバックキャンペーン適用) 無制限 4,818円 42,152円 3,513円
BIGLOBE WiMAX(キャッシュバックキャンペーン適用) 無制限 3,278円 50,614円 4,218円
Y!mobile(ワイモバイル) 7GB制限(Pocket WiFiプラン2) 4,066円 157,277円 4,369円
ゼウスWiFi 30GB制限(3キャリアLTE回線に対応) 2,361円 30,033円 2,503円

料金プラン比較~月間データ容量が数十GB以上の場合

動画視聴などで月間データ通信量が数十GB以上と多い場合や、通信制限・速度制限を気にせず使いたい場合、WiMAXのデータ通信容量無制限・ギガ放題プラスプランや、大容量100GBのLTE系モバイルWiFi・Mugen WiFiの契約がおすすめ。実質月額料金3,000円台で利用可能で、比較的安い料金で利用できる点も他のポケット型WiFi・モバイルWiFiと比較したギガ放題プラスプランのメリットです。

LTE通信のポケット型WiFi・モバイルWiFiとWiMAXの月額料金比較(無制限・ギガ放題プラン)

通信量無制限のWiMAXのギガ放題プランや、ソフトバンク・ドコモ・auの3キャリアのLTE回線を利用可能な大容量ポケット型WiFi・モンスターモバイルなどの月額料金プランの比較(2024年11月現在)が以下の表で、通信量が多い場合はWiMAXのギガ放題プランやLTE回線かつ大容量のポケット型WiFi・モンスターモバイルの利用がおすすめ

3キャリアのLTE回線に対応、広いエリアで繋がりやすいモンスターモバイルと比較して、WiMAXは通信速度が高速、月間データ通信量無制限が違いです。
ポケット型WiFi・モバイルWiFiサービス
※金額はいずれも税込
月間データ通信容量・料金プラン 基本月額料金の比較 1年間総額料金の比較 実質月額料金の比較
カシモWiMAX(キャッシュバックキャンペーン適用) 無制限 4,818円 42,152円 3,513円
BIGLOBE WiMAX(キャッシュバックキャンペーン適用) 無制限 3,278円 50,614円 4,218円
Y!mobile(ワイモバイル) 7GB制限(アドバンスオプション付き*アドバンスモードのみ通信無制限 4,818円 181,566円 4,907円
モンスターモバイル 100GB制限(3キャリアLTE回線に対応) 2,948円 41,624円 3,469円

※ゼウスWiFiやモンスターモバイルなど、ドコモ・ソフトバンク・auの3キャリアのLTE回線を利用可能なポケット型WiFiの比較は、別記事「クラウドSIM対応ポケット型WiFiのおすすめ比較」をご確認ください。

ソフトバンク系ポケット型WiFi・アドバンスオプションのデメリット

ソフトバンクのLTE回線を利用するポケット型WiFiサービス・Y!mobile(ワイモバイル)が提供する、月間データ通信量無制限のアドバンスオプションはデメリットもあり注意が必要。
 
月額料金752円のアドバンスオプションを利用してインターネット使い放題なのはLTEではなく、アドバンスモードという特殊な通信モードのみ、かつ現時点でアドバンスモード利用可能エリアがWiMAXと比較して狭い点がデメリットで、WiMAXのギガ放題プランと比較して使い勝手が悪い内容です。

WiMAXのギガ放題プラスのようなデータ通信容量無制限、かつ大都市エリアでは比較的どこでも繋がりやすいサービスがおすすめです。

速度制限ルールの違いの比較

LTE系のモバイルWiFiもWiMAXも、通信制限や速度制限がある点は共通。LTE系のモバイルWiFiの場合、月間通信量100GBプランでも規定の通信量を超過すると約128kbpsの速度制限が発生。さらに注意が必要なのは、LTE系のモバイルWiFiには直前3日間の通信量が3GBを超えると128kbpsの速度制限が発生するプランもある点。
 
通信制限がある点はLTE系のモバイルWiFiとWiMAXの比較で違いはありません。
 
LTE系と比較してWiMAXのギガ放題プランは緩い速度制限が魅力。一時的に大容量通信を行うと速度制限がかかりますが、制限中も最大速度約1Mbpsで通信可能。約1Mbpsはメール送受信やWEBサイト閲覧は可能な速度です。

速度制限に注意して利用が必要なLTE系のポケット型WiFiと比較して、通信量を気にせず利用できるWiMAXのギガ放題プラスを選ぶ方が多いのは、この速度制限ルールの違いが理由の場合も多そうです。

対応エリアの広いauの4G LTEネットワーク回線を使えるLTEオプションが便利

LTE通信のモバイルWiFiと比較して対応エリアがやや狭く、繋がりにくい点がWiMAXのデメリットでしたが、このデメリットに対してはauの4G LTE回線を使えるWiMAXのLTEオプションがおすすめ。
 
WiMAXルーター端末の通信モード設定をプラスエリアモードに設定すると、通常モードのWiMAX2+回線・au 4G LTE回線に加えて、より広いエリアに対応したauの4G LTE回線も利用してインターネット通信ができ、WiMAXの圏外エリアでもauのLTE対応エリアの場合はWiMAXのルーターで通信が可能になる便利なモードです。

WiMAXのLTEオプションは有料(どのプロバイダでも無料キャンペーンは終了)

WiMAXでおすすめのLTEオプションですが、有料で月額1,100円(税込)のオプション利用料金が必要。ただしプラスエリアモード通信を利用した月しか費用は発生せず、また事前の契約や申し込みが不要なオプション。必要な時に利用、それ以外の月はオプション料金が発生しない点は便利な点です。
 
なお、以前は多くのWiMAXプロバイダでLTEオプションの無料キャンペーンを実施していましたが、現在はどのプロバイダでもキャンペーンを終了。契約プロバイダによりプラスエリアモードの利用料金に違いはないです。

プラスエリアモード対応の最新ルーター端末が必要

WiMAXの5G対応ルーター・Speed Wi-Fi 5G X12
下り最大速度3.9Gbps(3,900Mbps)対応!
WiMAXの5G対応ルーター・Speed Wi-Fi 5G X12

事前の契約や申し込みが不要のLTEオプションですが、WiMAXのルーター端末がプラスエリアモードに非対応の機種であればLTEオプションを利用できない点に注意が必要。
 
WiMAXのモバイルルーター最新機種Speed Wi-Fi 5G X12や、ホームルーター最新機種Speed Wi-Fi HOME 5G L13ではプラスエリアモードを利用可能。またauの4G・LTE回線に加えて5G回線にも対応し、下り最大速度3,900Mbps・上り最大速度183Mbpsで通信可能。エリアが広い・通信速度が高速なルーターを利用したい方にWiMAXはおすすめです。
 

他のLTE回線を利用するポケット型WiFiとWiMAXを比較して最大の違いが通信速度です。
プラスエリアモードに非対応のWiMAXルーター機種

auの4G LTEネットワークを利用するプラスエリアモードの通信には、対応したWiMAXのルーター機種が必要です。古いルーター機種(WX06、W06など)はLTEオプションやプラスエリアモードに非対応で利用できない点に注意ください。

利用は月間30GB上限!通信モード設定の切り替え忘れに注意

auの4G LTE回線を利用するWiMAXのプラスエリアモードの制約が月間データ通信量30GBの制限。プラスエリアモードの通信量が月間30GBを超過すると速度規制がかかり、ギガ放題プラスプラン契約中でも約128Kbpsまで通信速度が制限されます。
 
WiMAXが繋がりにくい時に一時的なプラスエリアモードの利用は問題ないですが、通信モード設定を切り替えしたまま戻し忘れて速度制限が発生との口コミも多いため注意が必要です。

比較のまとめ:WiMAXとLTEを使うポケット型WiFiのどっちがおすすめ?

WiMAXとLTE・どっちがおすすめ?

携帯電話やスマホを契約中のdocomoやSoftBankなどのキャリアが提供するポケット型WiFiの契約や、スマホの契約プランを変更して容量制限を増やし、テザリングでのインターネット利用など、LTE回線を使用するサービスも良いですが制限が多いのも事実
 
LTE回線を使うポケット型WiFiと比較してWiMAXにはデータ通信容量無制限のギガ放題プラスプランがあり速度制限の不安が少ない点がメリットで、特に通信量の多い場合におすすめのポケット型WiFiです。

LTE通信のモバイルWiFiルーターを使うのがおすすめの場合

ただし以下のような場合はWiMAXと比較して、LTE通信のポケット型WiFi・モバイルWiFiルーターの契約がおすすめです。
 
・主な利用場所がWiMAXの圏外エリア(地方や山間部など)
・毎月のデータ通信量が多くない(月間20GB以下)

また「モバイルルーター端末を持ち歩くのは嫌」な場合、料金・費用面ではWiMAXと比較して高いもののスマホのテザリングを使う方法も良いでしょう。

比較してLTEも使えるWiMAX・ギガ放題プラスプランはメリットが多く、おすすめ

LTE方式のモバイルWiFiと比較して、下記のような場合はWiMAX、特にデータ通信容量無制限のギガ放題プラスプランがメリットも多くておすすめ

  • 動画視聴やアプリのダウンロード、Skypeでのビデオ通話など通信量が多い
  • 速度制限を気にせずインターネット利用したい
  • ノートPCやiPadなどのタブレット端末でのインターネット接続も多く、外出先でも使いたい
  • (特にWiMAXの電波が繋がりやすい)主な利用場所が大都市エリア
上記条件に合う場合、月額3,000円台で利用可能で、auの4G LTE回線も利用できるWiMAXのギガ放題プラスプランは、LTE回線のモバイルWiFiと比較して通信速度が高速なインターネット通信を利用できておすすめです。

WiMAXの契約ではプロバイダの最新料金情報の比較・確認が重要

他のモバイルWiFiと違い、WiMAXの場合は契約先のサービスプロバイダと呼ばれる20社以上の会社から、自分の希望に合うプロバイダの契約が必要です。またプロバイダ比較で重要なのが料金やキャンペーン比較で、各社で料金プランや適用可能なキャンペーン内容が違います。
 
WiMAXプロバイダ各社の料金やキャンペーン内容は毎月更新されるため、最新情報の確認や比較・検討が重要。比較の結果、最安のプロバイダで契約すれば、LTE方式のモバイルWiFiと比較してお得にポケット型WiFiを利用できます!

※WiMAXの最安料金比較については別記事「WiMAXの最安値プロバイダ最新情報」をご確認ください。

WiMAXとLTEの比較や違いについてよくある質問

最後にこのページの内容のまとめとして、WiMAXとLTEの比較や違いについてよくある質問を紹介します。

WiMAXと4GやLTEを比較して違いは?

WiMAXとLTEの最大の違いは使用する電波の周波数。4GやLTEは700~900MHzの周波数帯域の電波を使い、室内・屋内でも比較的繋がりやすいのが特徴。一方でWiMAXの電波は周波数2.5GHz(ギガヘルツ)で直進性の性質が強く、高い建物などで電波が遮断される場合もあります。

LTE回線のポケット型WiFiとWiMAXの比較で違いは?

WiMAXとLTEの電波の違いから、建物内や地下で繋がりやすいのはどちらかと言えばLTE回線使用のポケット型WiFiで、対応エリアもWiMAXと比較して広い点が違い。一方、電波が繋がるエリアでは通信速度が高速なのはWiMAXで、比較して速度重視かエリア重視かでおすすめが違います

WiMAXのLTEオプションとは?

WiMAXのルーター端末ではauの4G LTE回線を使用する通信モード・プラスエリアモードを使用可能で、広いauのLTE対応エリアでWiMAXのルーター端末を使用できますが、使用月には月額1,100円のLTEオプション料金が請求されます。

以上、LTE通信を利用したポケット型WiFiとWiMAXの比較や違いを説明しました。

携帯電話やスマホのLTE通信は制限が多く費用も割高で、通信量や速度制限を気にせずインターネットを利用するならWiMAXのギガ放題プラスプランを契約、専用ルーターを持ち歩く方法がおすすめです。

また2024年11月現在、WiMAXやLTEと比較して高速通信が可能な5G回線に対応したポケット型WiFiサービスも誕生。5G回線とWiMAX回線に対応したモバイルルーターや5G回線と4G・LTE回線に対応したルーターなど最新機種の比較は別記事「2024年11月最新!5G対応ポケット型WiFiルーターのおすすめ比較」をご確認ください。

なお、当サイトではWiMAXをお得な最安料金で契約できるプロバイダの最新料金・キャンペーン情報やおすすめランキングのほか、WiMAXの詳細を紹介するコラム記事、さまざまな比較情報も掲載中。ぜひ一度ご確認ください!

【最新料金・お得なキャンペーン情報】

(出典)
*UQコミュニケーションズ株式会社および提携事業者がUQ WiMAXを利用して提供するBWAサービスの契約者数(2024年3月時点)
**「WiMAX2+の屋外基地局数が4万局を達成(UQコミュニケーションズ)

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